クロスの張替え時期はどれくらい?
- 2022.09.05
- コラム
お部屋の大部分を占めるクロスはインテリアの印象に大きく影響します。その為、剝れや汚れなどの痛みや劣化があるだけでお部屋全体の印象が悪くなります。
ここではクロスの張替え時期について現れる症状等と合わせてご紹介いたします。
クロスの張替えタイミング
クロスは耐用年数だけではなく生活環境による劣化状態によって張替え時期が変わります。
下記ではクロス張替えのタイミングについてご説明します。
クロスの耐用年数について
クロスの耐用年数は大体10年前後と言われています。ただ、クロス自体の材質や普段の掃除の有無、喫煙の有無によっても大きく変わります。
早くて5年程度、長くても15年程度でリフォームのタイミングと考えておきましょう。
クロスの変色や色褪せ
クロスの変色や色褪せがひどくなって来た場合は張替えの時期でしょう。変色や色褪せには主に下記の原因が考えられます
・タバコのヤニによる変色
・日光による日焼け(経年焼け)
・壁にかけていた物がクロスに色移りした
・壁紙を貼った際の接着剤の拭き取り不足
上記以外の一般的な汚れであれば家庭用の中性洗剤を使って綺麗に落とすことができます。
※中性洗剤が不向きなクロスもあるので注意しましょう
クロスが剝れる
長期間湿度が高い状態になる事や乾燥等によるクロスの伸縮によって浮きや破れが起きた場合も張替えを検討しましょう。
湿気を含むことでクロスは伸び、逆に乾燥することで縮みます。窓の近くや湯気などがでるキッチン、浴室はその伸縮が繰り返される事で剝れやすくなります。
その他の原因としてクロスを貼る際に接着剤が不足しており下地への接着が不十分であったり貼る前の掃除がしっかりと出来ていなかったことによる接着不良が原因になっていることがあります。
施工したてや施工してからそこまで年数が経っていなく剝れた部分が少ない場合は補修などの対処をすることができます。 逆に剝れたままにしているとその部分が広がったり下地がダメージを受けてしまう場合があるので注意しましょう。
クロスの劣化
クロスは経年劣化によりシワや表面の毛羽立ちなどが目立ってくる傾向があります。またクロス本来が持つ防水性や消臭機能等も年月と共に効果が失われていきます。
また、劣化により伸縮が起きた場合はクロス同士のつなぎ目が開いてしまう事もあります。
このような劣化が見られた場合は張替えを検討しましょう。
その他の原因について
上記以外でクロスの張り替える要因として
・壁紙の継ぎ目に汚れが溜まる
・壁や天井にヒビが入る
・カビが発生する
等があります。
特に浴室やキッチンなど湿気が多い箇所のクロスにはカビが発生しやすい傾向があります。特に厄介なのは壁の下地からカビが発生している場合があり、この場合はクロスの張替えだけでなく専門業者に依頼をして下地からリフォームをする必要があります。
クロスにカビが見えた場合は下地にも影響していないか注意しましょう。
壁紙の劣化をそのまま放置するとどうなる?
クロスは石膏ボードと呼ばれる下地材に接着剤を使って貼り付けます。
上記で記載した耐用年数を大幅に超えたり劣化を放置しているとクロスだけでなく接着剤も劣化を起こしてしまいます。劣化が進んだ接着材の場合、張替えの際に綺麗に剥がすことができません。
また無理に剥がすと下地まで傷めてしまうと下地の補修や交換が必要になる場合があります。下地の補修まで必要になった場合はその分工期が伸びたり費用も高額になってしまいます。
耐用年数を超えたり劣化が見られたら早めの張替えを検討しましょう。
クロスを張り替えるメリット
クロスを張り替えるとどういったメリットがあるでしょうか?綺麗になるのはもちろんですが長く済むお家を守る為にも必要です。下記にメリットをいくつかご紹介します。
お部屋が綺麗になり居心地が良い
クロスは壁や天井含め使用している面が多く、お部屋の印象に直結します。張り替えて新しくすることで部屋全体が明るくなり清潔感がアップします。毎日暮らす家だからこそ綺麗を保ちたいですね。
クロスの下地へのダメージを防ぐ
クロスの下地には石膏ボードを使っています。クロスを張り替える事で防水性や耐久性などの機能が回復し下地を守る効果があります。
大切な家に長く住めるよう定期的な張替えを行いましょう。
クロスの機能回復
クロスには防水機能や消臭機能をもつ商品があります。経年劣化が進むとこれらの効果が薄くなっていきます。上記でも記載しましたが張替えをすることで機能回復をすることができます。
住まいを快適にする為にも機能面からクロスを選択するのもよいでしょう。
インテリアシラカワではクロスの張替えを承っております。小さな工事から是非ご相談ください。
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