クロスの選び方、機能性とデザインについて

クロスの選び方、機能性とデザインについて

新築や壁紙のリニューアルを考えるとき、「どれを選んだら良いかわからない」と思う方も多いでしょう。
壁紙はとてもたくさんの色やデザインがあるため迷ってしまうのは当然です。

実際、壁紙はシンプルなデザインからトレンドの柄、機能性を備えたものまで様々ですので選ぶのが難しいのも当然です。

この記事では、壁紙の選び方の基本や部屋に合わせた壁紙の選択方法などをご紹介します。
壁紙の選び方で困っている方の参考になれば幸いです。

どんな部屋にしたいか?のイメージを考えましょう

まず、部屋の全体的なコンセプトを考えてみましょう。

雑誌やインターネット、SNSでのさまざまな実例が良い参考になります。

ご自身や家族の生活スタイルを思い浮かべながら、好きな雰囲気をイメージしてみましょう。

イメージが決まったらそのテイストに合った色や材質を調べます。

例として、モダンやシックなテイストでは灰色の壁紙、ナチュラルや基本的なテイストではベージュの壁紙が合うとされています。

壁紙に求める事とは?

壁紙に求めることが明確であればそれを基準に選ぶこともできます。下記壁紙選びのポイントに挙げられやすい項目です。

・自然素材を使った壁紙を選びたい

・ペットがいるので、匂いや汚れに強い壁紙にしたい

・消臭能力や耐久性といった機能性を持った壁紙を選びたい

・デザイン性の高い輸入壁紙を利用したい

・予算を抑えたい

どの点を最も重視するのか、優先度を事前に整理しておくと、壁紙選びがスムーズに進みます。

色々な壁紙の種類

簡単に壁紙の種類をご紹介します。

1. ビニールクロス
・塩化ビニール樹脂が原料。
・価格が手頃で耐久性が高く、水や油汚れに強い。そのため、キッチンや玄関などでの使用に適しています。

2. 紙クロス
・ 洋風の家でよく使用され、輸入品のデザインバリエーションが多い。
・和紙や合成紙の選択肢もあり、部屋の雰囲気を様々な印象に。
・音を吸収する特性があり通気性も良い。ただし、水や油には弱いデメリットもあり。

3. 不織布
・紙よりも強度があり、水に触れても伸縮しにくい。
・接着剤の力が弱くても問題なく貼れるため、賃貸住宅などで原状回復が必要な場合に適している。

4. リキッドウォールペーパー(塗る壁紙)
・塗るタイプの壁紙で、繊維が混ざった天然素材を使用。
・のりの付けや継ぎ目の心配がなく、DIY初心者にも扱いやすい。
・豊富なデザインと独特の質感を楽しめる。

床や扉との色のバランスも考える

壁紙の選択は好みだけでなく、家具や床、ドアとの相性も大切です。全体としてのバランスを保つことで理想の部屋の雰囲気を表現できます。

例として、木の色調には赤っぽい色、黄色っぽい色、グレーっぽい色などが合いやすく、それぞれが持つ特性によって部屋全体の調和を取りやすくします。
また、家具だけでなく、カーテンの色やデザインも全体のバランスを考える際の重要な要素となります。

一般的に「床は濃い色、壁は中間の色、天井は明るい色」とし、部屋のバランスと立体感を保つのがおすすめです。
つまり、「床→壁→天井」という色の濃淡を意識して配置すると、部屋全体が統一感を持ちやすくなります。

機能性で考える

壁紙は見た目だけでなく、様々な機能面でも選ぶポイントがあります。例えば、部屋の用途や家族構成、健康面などのニーズに合わせて、最適な壁紙を選ぶことがポイントです。

以下は、壁紙の代表的な機能とその特徴をまとめたものです。

消臭機能
匂いの成分を分解し、タバコやペットの臭いを消臭します。トイレや玄関など、匂いが気になる場所に適しています。

表面強化
通常の壁紙よりも強度が高く、破れやキズがつきにくい。ペットのいる家庭に特に適しています。

汚れ防止
汚れが付きにくく、付着した場合でも中性洗剤で容易に落とすことができます。特にキッチンなどで使用されます。

抗菌
ウイルスや細菌の増殖を抑制し、衛生的な空間を維持します。

抗アレルギー
アレルゲンとなる物質、例えば花粉やダニを吸着し、抑制する効果があります。

マイナスイオン発生
マイナスイオンを放出し自然の中にいるような気分を味わえる効果が期待されます。

吸湿・放湿
室内の湿度を調整し、過度な湿気や乾燥を防ぎます。結露やカビのリスクを低減させるのに役立ちます。

通気性
部屋の空気を循環させ、新鮮な空気環境を保つ効果があります。

これらの機能を理解し、部屋のニーズや家族のライフスタイルに合わせて選ぶことで、快適な生活空間を実現することができます。

まとめ

今回は機能やデザインから壁紙の選び方についてご紹介をいたしました。インテリアシラカワでは、壁紙の張り替えを承っております。
どんな壁紙にしようか?などもお気軽にご相談ください。