子どもがいるご家庭向け。遮音効果のある床材とは
- 2024.01.31
- コラム
マンションに住んでいると子どもが飛び跳ねる音で下の階に迷惑がかかっていないか心配になりますよね。今回は、子どもがいるご家庭向けに遮音効果のある床材をご紹介します。
子どものいる家庭でも安心な遮音効果のある床材
床材には遮音機能をもつ商品が複数販売されています。今回は代表的な商材をピックアップしてご紹介をいたします。床のリフォームをお考えの方、これから新築をお考えの方の参考になれば幸いです。
遮音フローリング
遮音フローリングは防音性の高いフローリングです。通常のフローリングはクッション性が低く、音を響かせてしまいますが、遮音フローリングは歩行時の音や階下への音漏れを低減します。
子どもがおもちゃを落とした音やジャンプした足音の衝撃が響きにくくなるので安心です。
フローリングは洋風な見た目の家庭に合い、お手入れもしやすいため、小さな子どもがいるけど、洋風な部屋を保ちたい方に良いでしょう。
無垢フローリング
無垢フローリングは自然素材で作られた床材です。無垢材自体に遮音性はありませんが、遮音材を貼り合わせた無垢フローリングの商品なら遮音できます。
子どもは床に寝転んでしまう子も多いので、安心素材の無垢フローリングは人気です。自然素材と遮音性にこだわりたい方は、無垢フローリングを選びましょう。
クッションフロア
クッションフロアは塩化ビニルを使った柔らかい床材です。名前の通り、クッション性が高く、衝撃を抑えてくれます。クッションフロアなら賃貸の床の上に置くだけなので、簡単に遮音効果が期待できます。
また、マンションのフローリングを傷つけずに済んだり、自分好みの床の色に変えられたりして便利です。賃貸ですぐに遮音効果を得たい時は、クッションフロアを使いましょう。
コルク
コルクは柔らかい自然素材なため、衝撃を吸収してくれます。また、滑りにくい特徴を持っているので転びにくく、小さな子どものいる家庭にオススメです。
コルクといえば茶色のイメージが強いかも知れませんが、カラーバリエーションはいくつかあるのでご家庭の雰囲気に合う床材が見つかるはずです。
水・火にも強く、温湿度調節も行ってくれるので、1年中過ごしやすい空間を作りつつ、遮音したい方はコルクにしましょう。
畳
畳は遮音効果に加え、湿度調整・断熱機能もあります。柔らかい素材で子どもがあそんだり、寝転んだりしても問題ありません。
畳ならではの暖かさとリラックス効果は子どもが成長する上で良い影響を与えてくれるでしょう。
ただし、畳はダニやカビが発生しやすいので、食事や水をこぼすことが多い小さな子どものいる家庭はよく考えてから選びましょう。
子どもと暮らす家の床選びのポイント
子どもと暮らす家の床選びのポイントを解説します。
防音性があること
子どもと暮らす家の床は防音性のある床にしましょう。近所からクレームが来てしまうからです。子どもは走ったり飛び跳ねたり元気に動く子が多いですよね。
子どもの体重でもジャンプすれば、下の階や隣の部屋に響いてしまいます。防音性のある床の種類は増えているので、床材を選ぶときは防音を意識してください。
ケガのリスクを軽減する床材
子どもがいる家庭にオススメな床材は怪我のリスクを軽減する床材です。子どもは思わぬ場所で転んでしまいます。ソファから飛び降りて転んだ先が硬い床だとケガしてしまいますよね。
小さな子どもがいる家庭はクッション性の高い床材を選んだ方が良いでしょう。
滑りにくさ
滑りにくさも子どもがいる家庭の床選びに欠かせないポイントです。大怪我を防げるからです。滑って転ぶ時は突然転んでしまうため、受け身をとれず、大怪我になります。
滑りにくい床だと子どもが転びにくい環境が作れ、床を滑る危険な遊びもしないので、安心して子育てができます。
お手入れのしやすさ
子どものいる家庭の床選びにはお手入れのしやすさも外せません。子どもは床を汚してしまうからです。コップやお茶碗をひっくり返してしまう可能性もあるため、子どものいる家庭は水に強い床材の方がメンテナンスが楽になります。
安心の自然素材
子どものいる家庭は自然素材の床材がオススメです。自然素材の床材は以下のようなメリットがあります。
・蓄熱性
・調湿性
・消臭性
このように自然素材の床材は過ごしやすい環境を整えてくれます。一年通して快適な環境にしたい方は自然素材の床を選びましょう。
床の防音対策
床の防音対策は床材を変えるだけではありません。ここでは、床材以外の床の防音対策を解説します。
二重床にする
二重床とはコンクリートと床の仕上げ材の間に空間をあけた状態の床です。二重床にすると確実に防音性能が上がるとは言えませんが、床下にゴムなど音を伝えにくくする素材を使えば防音できます。
二重床にすれば、タイルのようなお気に入りの硬い素材を使っても防音効果を得られます。防音しつつ、お気に入りの床材を仕上げに使いたい方は二重床を検討しましょう。
遮音マットを使う
遮音マットを使うと床の防音対策ができます。遮音マットなら床材自体を変える必要がなく、安価で防音効果を得られます。また、「床材を変えたけど、それでも遮音できているか不安」だと感じている方にもオススメです。
遮音マットには以下の種類があります。
・ジョイントマット
・ラグ
・タイルカーペット
・体操マット
家庭のライフスタイルや部屋の雰囲気に合う遮音マットを選びましょう。
子どもと安心して暮らせる床材を選ぼう
床材にはいくつか種類があり、違った特徴を持っています。子どもがケガをしにくい柔らかい素材かつ遮音できる床材を検討しましょう。
どの種類の床材が合うかは各家庭のライフスタイルによって変わるので、取り入れたい機能や現状困っていることなどを洗い出し、自宅に合う床材を選んでください。
-
前の記事
トイレを入れ替えるタイミングとは? 2023.12.27
-
次の記事
洗面台を交換する際に注意するポイント 2024.03.03